Monetization · 6 min read · Mallow & Marsh
Rewarded Video にストア面の配置とノーコード設定 — Roblox の「任意視聴型」広告が一段進化
Roblox が Rewarded Video — プレイヤーが「報酬と引き換えに自分の意思で動画を見る」任意視聴型の広告フォーマット — を強化します。新機能: プレイヤーがエクスペリエンスに入る前に出る『Join with Reward』配置、ノーコードのドラッグ&ドロップ設定プラグイン、4 つの新レポート指標。ただし、これらはまだ申請制の限定ベータ。ブランド側マネタイズにとっての意味と、今どこまで読むべきかを Mallow と Marsh が整理します。
この記事のまとめ
- Rewarded Video は任意視聴型: プレイヤーが報酬と引き換えに自分で広告を見る — 設計上、邪魔にならない。Roblox によれば 1,200 本以上のゲームが既に利用
- 新『Join with Reward』配置はエクスペリエンス詳細ページ(EDP)に表示 — プレイヤーが入る前に広告を見て、入場時に報酬を得る。限定テスト中、申請制
- ノーコードのドラッグ&ドロップ Studio プラグイン(開発中)で、報酬とボタンデザインをトグルしながら配置を挿入 — 設定ミスを削減。こちらも申請制
- 4 つの新指標: Opt-In Rate・Frequency・Fill Rate・Reward Rate。現実的な注意: まだベータで、1 視聴あたりの報酬は控えめとの声。主収入源ではなく上乗せ分として見積もる
登場人物
Mallow
SENIOR CONSULTANT · 13Y
ZehnStudio26 のシニアコンサルタント。Roblox 黎明期から関わっている古株。難しい話を噛み砕くのが得意。
Marsh
ROBLOX 初心者 · 読者代表
あるブランド企業のマーケター。Roblox は最近気になり始めたばかり。専門用語が出るたびに「それ何?」と聞いてくれる、読者の代弁者。
Marsh
Mallow、Roblox が「Rewarded Video の強化」を進めているそうですが、強化の前に — そもそも Rewarded Video って何ですか?
Mallow
「行儀のいい広告」フォーマット。Rewarded Video は任意視聴型: プレイヤーが自分の意思で短い動画広告を見て、その代わりにゲーム内報酬(追加コイン・復活・スピードアップなど)をもらう。誰の広告も誰にも強制されない。プレイヤーは 15〜30 秒の注目を特典と交換する。Roblox によれば 1,200 本以上のゲームが既に導入。
Mallow
そう — 広告主が Roblox に払い、Roblox が表示の対価をあなたに分配する。任意視聴だから、強制広告みたいに体験を壊しにくい。Roblox は「導入後、5 人に 4 人のクリエイターがコミュニティのエンゲージを中立〜ポジティブと感じた」と挙げている。正直に言うと裏面もある: 1 視聴あたりの報酬は控えめで、フォーラムでは「1 視聴あたり数 R$ 程度」という声がある。だから一発逆転ではなく、補助的な収入線。
Mallow
3 つ。(1) Join with Reward という新配置。(2) Studio のドラッグ&ドロップ設定プラグイン。(3) 改善されたレポート指標。リーチの観点で面白いのは 1 つ目。
Marsh
Join with Reward はどう違うんですか?
Mallow
広告をエクスペリエンスの外に出すから。エクスペリエンス詳細ページ(EDP)— プレイヤーが「プレイ」を押す前に見るストア掲載ページ — に出る。Join with Reward では、対象プレイヤーがそこで広告を見て、入場時に報酬が用意されている。つまり「すでに中にいるプレイヤー」だけでなく、玄関口で注目を捕まえ、しかも中に入る理由を与える。
Marsh
獲得フックでもあり、マネタイズでもある?
Mallow
その通り。入場時報酬は、閲覧者をプレイヤーに変える緩いインセンティブ。広告収入を少し得るかつ参加を後押しする — この二役が、ゲーム内専用配置より面白い理由。
Mallow
Rewarded Video の配置をノーコードで挿入する方法。ドラッグして入れて、報酬とボタンデザインをトグルするだけ。これまで報酬型広告を正しく組むのは細かくてミスが起きやすかった。これがそのハードルを下げる。開発パートナーが小規模だったり、素早く反復したい時に効く。まだ開発中で、申請制。
Marsh
さっきから「申請」って言いますよね。全員に開放されてるわけじゃない?
Mallow
その通り、そしてこれが一番大事な注意点。5 月下旬の発表時点で、Join with Reward もドラッグ&ドロップ プラグインも 限定ベータ — フォームで申請する。だから今日すぐ有効化できるわけじゃない。「方向性のシグナル+ウェイトリストに乗る」ものとして扱う。「今スプリントで出す」ものではない。
Mallow
4 つ。Opt-In Rate — 対象プレイヤーのうち実際に視聴を選んだ割合。Frequency — 視聴者あたり 1 日のインプレッション数。Fill Rate — リクエスト時に広告を出せた頻度。Reward Rate — 報酬が実際に届いた頻度。合わせて見ると、機能しているか分かる: Opt-In が低ければ報酬が魅力不足、Fill が低ければまだ需要が来ていない。
Marsh
うちが自前のゲームを作らず、広告を出すだけなら、これは関係あります?
Mallow
ある、2 通りで。(1) 自社エクスペリエンスを運営しているなら、強制広告のブランド毀損リスクなしに、上乗せ収入線と入場フックを足せる。(2) ブランド広告主なら、Rewarded Video の在庫が増える — 特に EDP 配置 — ことで、任意視聴・注目品質の高い枠を買える。任意視聴は強制インプレッションより質が高く、ブランド広告では重要。
Mallow
3 手。(1) 自社エクスペリエンスを運営しているなら、Join with Reward とプラグインのベータに今申請してキューに入る。(2) Rewarded Video は上乗せ収入として見積もる — 社内には「主マネタイズを補完するもので、置き換えではない」と期待値を握る。(3) 広告を買うなら、メディアパートナーに「EDP の Rewarded 配置が在庫として出てくるか」を確認する — 任意視聴の注目は優先する価値がある。
Mallow
(1) Rewarded Video はプレイヤーが自分で見る任意視聴型広告 — 1,200 本以上が利用し、エンゲージを損ねにくい。(2) 新機能は EDP の Join with Reward 配置(入場時報酬)、ノーコードのドラッグ&ドロップ プラグイン、4 指標(Opt-In Rate・Frequency・Fill Rate・Reward Rate)。(3) ただし限定ベータ — 申請する、当然視しない。(4) ブランドには、作るなら上乗せ収入+入場フック、出すなら質の高い在庫。補助的に見積もり、ウェイトリストに乗る。
Marsh
プレイヤーが自分から見る広告で、玄関口に報酬付き。これなら顔をしかめずに提案できます。
よくある質問
- Join with Reward 配置は今日から有効にできますか?
- 自由には使えません。2026 年 5 月下旬の発表時点で、Join with Reward 配置もドラッグ&ドロップ設定プラグインも、フォーム申請による限定ベータで、まだ全クリエイターに一般開放されていません。
- 「Join with Reward」配置とは?
- エクスペリエンス詳細ページ(プレイヤーが入る前のストア掲載ページ)に出る Rewarded Video 配置です。対象プレイヤーはそこで広告を見て、エクスペリエンス入場時に報酬を受け取れます。マネタイズ枠と緩い入場インセンティブを兼ねます。
- Rewarded Video はブランドにとって意味のある収入源ですか?
- 上乗せ分として捉えてください。任意視聴でエンゲージを損ねにくく(Roblox は 5 人に 4 人が中立〜ポジティブと挙げる)、1,200 本以上が利用していますが、1 視聴あたりの報酬は控えめとの声があります。主マネタイズの補完として見積もるのが妥当です。